最後に書見台の歴史に付いてのDVDを観ました。

 2限の時間帯には相棒のFさんとの「ランボー読書会」を楽しみました。今日もランボー研究者ブリュネルのテクストを一行ずつ訳していきました。A3の用紙に拡大コピーしたテクストに電子辞書で単語を引いては赤ペンで書き込んでいきます。今日はかなり集中した読書会の時間が過ごせました。90分の時間があっと言う間に過ぎてしまいました。
 大学図書館の司書のKさんから夏休みの間に学生諸君に勧めたい本を紹介して欲しいというメールが来ました。そこで選んでみたのがC.S.ルイスの『ナルニア国ものがたり』とル・グィンの『ゲド戦記』です。大学図書館に移動して合計13冊のISBNを調べておきました。図書館で一時間ほど作業してキャンパスに戻ったら入学課の職員のKさんとUさんが高校生たちの群れを二手に別れて案内していました。
 5限の3年ゼミではマリーズ・ブリュモンの『『星の王子さま』を学ぶ人のために』を輪読しました。語り手のパイロットと王子の関係を父子関係のメタファーとして読み解くこと、時にはその関係が逆転することもあること、このテクストが成長小説としての構造を持っていることなどを学びました。またテクストの中に死の恐怖が書き込まれていることも忘れてはなりません。最後に書見台の歴史に付いてのDVDを観ました。西欧人に取っては書物に書き込みをしながら読むという体験をずっと続けてきたのだという事実を知りました。