朝方の夢に肺ガンで亡くなった叔父のトシオさんが出てきました。

takuzemi2013-05-29

 朝方の夢に何年も前に肺ガンで亡くなった叔父のトシオさんが出てきました。どうやら昔住んでいた狭山市の家に私たちは住んでいるらしく、娘も息子も小学生ぐらいの年令に見えます。トシオさんには色々とお世話になっています。せめてビールでも出そうと思いました。ところが冷蔵庫にビールを取りに行こうと思っていたら、残念ながら目が醒めてしまいました。
 私の父はシチズンの腕時計の土台を作る工場の工場長を務めていました。そして父の妹の夫であるトシオさんは職人肌の技術者としての腕を誇っていました。叔父さんの息子の(私の従兄弟の)ケンちゃんに「お父さんは何をやっているの?」と尋ねると「シュシュをやっている」という答えが返ってくるのが常でした。時計の土台にヤスリを掛ける作業を意味しているのでした。
 トシオさんは大変にお酒が好きな人でした。息子のケンちゃんが大学生になってからは良くトシオさんの家に招かれてお酒を頂いたものでした。そのうちに酔いが回ってくると歌が出たものです。トシオさんの歌うのはいつも「俺は河原の枯れススキ、同じお前も枯れススキ」というものでした。私たちも所望されて南部牛追い歌などを朗々と歌ったものでしたが、トシオさんの歌は「枯れススキ」と決まっていました。若い頃にスイスまで腕時計の勉強に行った時は羽田からプロペラ機で旅立ったのを記憶しています。ケンちゃんと私も見送りに行ったことを覚えています。私もケンちゃんも確か小学校の6年生の頃だったはずです。