3限の文学では夏目漱石の『門』に付いて語りました。

 2限のフランス語1はテクストの「えすかるご」の27ページから口頭問題の復習から入りました。ゆっくりと聞き取りの2を片付けてから無音のHに付いて説明しました。次にアパルトマンに付いて語りました。ナポレオン3世とオースマンに付いての話しをして当時のパリの様子を学生諸君に想像してもらいました。Unuté5のDialogueを練習して、文の意味も考えました。文法は指示形容詞と所有形容詞しか説明できませんでした。
 3限の文学では夏目漱石の『門』に付いて語りました。熊倉千之先生の『門』を夏目漱石自身の自伝として解読する読み方を解説しました。テクストの細部からさまざまな象徴表現を読み取る熊倉先生の方法には私も以前から強い憧れを抱いています。先生の2冊の本を読み直して方法に学びたいと思っているところです。
 4限のフランス語5では「小さなコント」を読み進めました。今日のテクストはマルセイユが舞台です。船乗りのマリウスという男が港の入り口で巨大な魚を見たというほら話を言うとみんな中が信じ込んでしまうという話しです。大変にラテン系・南方系のおおらかな話しです。好きなテクストの一つですね。最後に20分ほどDVDを観ておきました。3年ゼミでも以前観たことのある書見台の話しです。ヨーロッパの伝統では読書とは読んだ本の余白に自分の思いを書き込むことであったとは驚きです。