「音読と黙読」に付いて説明するDVDを観ておきました。

 この先、演劇論の授業で何を取り上げてみようかと考えてみました。アイデアを紙に書き出して見るのが一番です。学生諸君のための小テスト用のA4の紙に思い付くことを次々と書き出してみました。「週刊朝日百科 世界の文学」と手持ちのDVDも検討してみました。『女優マルキーズ』、『サロメ』、『ロミオとジュリエット』などを紹介すれば楽しそうです。
 5限の3年ゼミの待ち時間は研究室で読書をして過ごしました。『美輪明宏が語る寺山修司』(角川文庫)です。以前NHKで放映された「私のこだわり人物伝」という番組を元にした作品ですね。青森出身の寺山が訛りがあることにコンプレックスを抱いていたエピソードなどが面白く語られています。美輪明宏さんは朝日新聞で「人生相談」なども良く拝見するのですが並々ならぬストーリーテラーなのですね。
 7月の授業予定を能率手帳に書き込みました。演劇論も文学も全15回で収まることが分かりました。会議予定も分かり次第、手帳に書き込むつもりです。「不確定要素が確定していく快楽」とは友人のI君の言葉です。手帳に予定を書き込んで夏休みももうすぐだという気分になりました。
 5限の3年生のゼミではマリーズ・ブリュネルの『『星の王子さま』を学ぶ人のために』を輪読しました。第3章の「複合的な物語」の部分です。「枠づけられた物語」とか「閉じられた時間」などの重要な概念が出てきます。後者の例としては漱石の『こころ』に出てくる「先生の遺書」を挙げておきました。最後に「音読と黙読」に付いて説明するDVDを20分ほど観ておきました。