出津橋の下では学生諸君が怪しい動きを見せています。

 学生食堂に移動してB定食の副食と味噌汁の昼食を食べました。いつもは賑やかな学生食堂ですが土曜日の今日は学生諸君の数も少なくて多少とも静かな感じがします。食事を終えて独仏準備室に移動しました。生涯学習センターの講座で使う追加のコピーを取っておきました。大机に目をやったら助手のMさんが作っておいてくれた来週の演劇論と文学とのハンドアウトが置いてありました。さっそく自分の研究室に運び込んでおきました。
 午後の1時5分前には生涯学習センターに移動しました。センターに入って職員さんから今日の参加者名簿を借りておきました。1126教室に移動して参加者の皆さんに挨拶しました。今日は何と登録者5名の全員が出席です。先ずは先週お話しした第一回の講義内容の復習を繰り返すことにしました。レオン・ヴェルトへの献辞、異化効果、成長小説の側面などの例をお話ししました。
 今日は話しがなかなか上手にできます。夏目漱石の小説などに言及しながら「成長小説」に付いて説明することができました。第二回のハンドアウトに沿ってサンテグジュペリが貴族の出自であり円環的な時間を信奉していたことも語りました。90分楽しくお喋りすることができました。最後に参加者の皆さんから質問を受け付けました。受講生の中の男性から「言葉にならないことは、構造や関係性ではないのか?」という質問がありました。これは来週の講義まで宿題としてもらうことにしました。(出津橋の下では学生諸君が怪しい動きを見せています。バーベキューを楽しもうということでしょうか?)