日替わり健膳御膳にありつくことができました。

 11時過ぎには学生食堂に移動しました。今日は久し振りに日替わり健膳御膳にありつくことができました。食品の品数が多くて大変にヘルシーな感じがします。食堂から戻ってから725教室に移動して演劇論のハンドアウトと出席表をセットしておきました。今日のハンドアウトはレポートの提出方法も書き込んであるので大切な一枚となっています。
 教育支援家で725教室の鍵を借りて、いったん研究室に戻りました。助手のMさんが持ってきてくれたコーヒーを頂いて息を調えました。再び725教室に移動して演劇論の講義に取り掛かりました。今日はオスカー・ワイルドの『サロメ』に付いて語りました。ほぼハンドアウトに沿って語ってから、ケン・ラッセル監督のDVD『サロメ』を観ておきました。何ともスキャンダラスな雰囲気が漂う異色作です。
 4限の4年生のゼミでは『ちくま評論選』に収録された上野千鶴子さんの「記号としての身体」を読みました。学生諸君に書いてもらった感想を放課後に読み直してみたのですが、やはり男女の性差によって感想がバイアスを与えられるように感じられました。批評家の小森陽一さんが漱石の『三四郎』を大学1年生に読ませると、男子学生は三四郎の視点から、女子学生は美禰子の視点から読むと言うのです。ジェンダー・フリーな視点はそもそも存在しないのかなとも思いました。