キャンパスに降りると雨は本降りになっていました。

 昼食は研究室で「とんきん亭」の箱弁当を食べました。11時半ぐらいには弁当が届き、助手のMさんがお茶と一緒に研究室まで届けてくれます。12時10分の2限の終了時刻のチャイムまで手を付けずに待てば良いのですが、実はお腹が空いてしまって待てないこともしばしばです。今日はおかずご飯も半分ほど頂いてしまいました。副食の品数が多くて飽きずに食べられるのが嬉しいですね。
 大学図書館まで本を借りに出掛けました。キャンパスに降りると雨は本降りになっていました。傘には大粒の雨が引っ切りなしに落ちてきます。図書館に着いて先ずはOPACで『ねずみ女房』というキーワードで探してみました。私が探していた『ねずみ女房』とは違う本のようですが、清水真砂子著『そして、ねずみ女房は星を見た』(テン・ブックス)がヒットしました。これも何かの縁だろうと考えて借りて帰ることにしました。地下の閲覧席で新関公子著『「漱石の美術愛」推理ノート』(平凡社)も借りておくことにしました。午後は研究室でしばらく読書の時間を楽しめそうです。
 清水真砂子さんの『そして、ねずみ女房は星を見た』の中に『ねずみ女房』が含まれているのを知り、さっそく読んでみました。ねずみ女房は「これいじょう、何がほしいというんだな?」と問う亭主にはいつも答えられません。けれども何かが足りないと感じている女房です。そんな女房が捕らわれた檻に住むはとと知り合いになります。ねずみ女房ははとを鳥かごから逃がして、「あのひとはとんでいった」と呟くというお話しでした。この話しが発表された直後には女性を中心とした読書会が色々な場所で開催されたという話しです。