「原文で読む『星の王子さま』」のアンケート結果が送られてきました。

takuzemi2013-06-27

 明け方の夢の中に今では亡くなってしまった父と母が住んでいた狭山市の母屋が出てきました。父と母も16年ほど前に相次いで世を去ってしまいました。私は夢の中では母屋の二階に眠っていて目を醒ましました。部屋にはアナログのテレビが一台置かれていて、その画面には埃がこびりついています。二階から一階へと降りる階段も妙に埃っぽいのです。一階に降りてみるとどの部屋も荒れ放題になっています。家具が乱雑に積み上げられ、寝具なども乱れたままに放置されています。私は無意識のうちに「ここは冥界だな」と呟きました。父と母が住んでいた家に息子が戻ったのに、父と母に再会することがないという状況が不条理なものに感じられました。夢というものは人間の生の根源的な不安定性に警鐘を鳴らしてくれるものなのかも知れないと思いました。
 生涯学習センターの3回の講座「原文で読む『星の王子さま』のアンケート結果が送られてきました。受講生の皆さんの以下のような声が集められました。最後の質疑応答がもっとあると良かったという声には反省させられました。アンケート結果は以下の通りです。
 「今まで表面的に読んでいただけでしたので、今回より深く勉強できて良かったと思います。」、「星の王子さまのアウトラインならびにキーワードを学び、私は6年前から飼っている2匹の猫への責任を自覚しました。」、「ただ何気なく読んで参りました「星の王子さま」、その文章の深さ・心情に触れることができました。またのんびり読み返してみます。」、「サンテグジュペリと日本の作家の作品等、幅広く講義されて面白く拝聴しました。」、「児童向けの内容とは全く縁のない「物語」であることが分かりました。読み方によるのでしょうが。本の読み方の一助となると思いました。」、「先生のレジュメに対しての質疑応答がもっとあるとよかったと思います。」