岩崎夏海さんの『まずいラーメン屋はどこへ消えた?』を読みました。

takuzemi2013-06-30

 朝の起き抜けの時間には新聞の切り抜きを「読んでココ」で文字認識して、Evernoteに貼り付けたりして楽しみました。昨日の分のブログも更新を忘れていたので新しくしておきました。念のためメールをチェックしたら総務課の職員さんから7月の会議予定が送られてきていました。このpdfも印刷して確認しておきました。
 『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら』(通称『もしドラ』)というベストセラーがあります。私も以前読んで大変に面白かった記憶があります。その作者の岩崎夏海さんが新しい新書を出したのです。『まずいラーメン屋はどこへ消えた?』(小学館101新書)です。そう言えば、ここ10年ほど「まずいラーメン屋」に出くわすことがなくなりましたね。その理由を考えてみようという意欲作です。著者は現代社会を「椅子取りゲーム社会」と位置付け、そこから脱却する方法を色々と模索しています。第二部は「生き残るための四つの方法」と題されています。今あるものを捨てる、本質を見極める、隣にずれる、現場に還るの四章から成っています。特に私には「隣にずれる」と「現場に還る」が面白く感じられました。スピーディーな文体でコダックの失敗やアップルの成功などの実例を交えながらマーケッティングとイノヴェーションに付いて解説してくれるのに好感が持てました。私も自分の仕事を進めていく上で数々のヒントを頂けたことは間違いありません。