やりたいことのリストが頭の中に浮かんで止まりませんね。

 朝の9時半には参議院選挙の期日前投票に出掛けました。場所は南区役所の1階の多目的室です。投票を済ませてから近くのATMに寄って通帳の残高を記入しておきました。外に出ると南からの強風が吹き抜けていて、むっとするようなほどの高温の一日となっています。午後は谷中あたりに散歩に出掛けようと思っていたのですが、家人の「お年寄りは無理をしない方が良いわよ」という言葉に思い止まることにしました。
 午後は駅前の須原屋書店に出掛けました。今日の一冊は中野京子著『怖い絵 死と乙女篇』(角川文庫)を選んでみました。この著者の深い知識に裏付けされた絵画の画面の分析にはいつも感心させられています。人間の心理の深い襞を著者は丁寧にめくって我々読者に見せてくれるような気がします。とりわけルーベンスの『メデューサの首』には震えが止まらないような怖さを感じてしまいました。
 夕方のニュースで関東地方に梅雨が明けたということを知りました。突然のことですが、夏休みの計画が頭の中に浮かんできます。行ったことのない美術館に行ってみたい、上野の西洋美術館の常設展で西洋美術の学び直してみたい、谷中の銀座であちらこちらを歩き回ってみたいなどとやりたいことが頭の中に思い付きます。もちろんアラゴンの論文を完成したいところです。梅雨明けをきっかけにやりたいことのリストが頭の中に浮かんで止まりませんね。