美術館を出てから立ち飲みのお店「たきおか」に移動しました。

 家人と二人で連れ立って家を出ました。上野の国立西洋美術館の常設展を見学しようという訳です。午後2時21分の快速に乗り、赤羽で京浜東北線に乗り換えました。車中では山内宏康著『上野に行って2時間で学びなおす西洋絵画史』(星海社)を読み直しました。今日の見学の下調べのようなものですね。「人生に対する食欲」が向上している今日この頃です。
 上野の国立西洋美術館に着いてチケットを買い求めました。私は年齢が65歳を越えているので無料とのことでした。家人のチケットだけ購入して館内に入りました。14世紀シエナ派の画家による「聖ミカエルと龍」を皮切りにクロード・モネの「睡蓮」、エドゥアール・マネの「ブラン氏の肖像」、マリー=ガブリエル・カペの「自画像」、クロード・ロランの「踊るサチュロスとニンフのいる風景」、ピーテル・ブリューゲルの「鳥罠のある冬景色」、ティントレット・ディルク・バウツの「荊冠のキリスト・悲しみの聖母」などを次々と鑑賞しました。とりわけエル・グレコの「十字架のキリスト」とピーテル・ブリューゲルの「鳥罠のある冬景色」の美しさには感銘を受けました。展示場を出てから、ミュージアム・ショップに立ち寄りました。ル・コルビジェ「街」と題されたA4のファイルを買い求めて、国立西洋美術館を後にしました。
 美術館を出てから立ち飲みのお店「たきおか」に移動しました。家人と二人で先ずは生ビールを注文しました。食べ物はマグロの刺身、モツの煮込み、牛煮込み、谷中生姜、揚げナス、塩ラッキョウなどを次々と注文して楽しみました。まだ、午後の3時半になるところですが、上野のこの一角は呑み助でいつも賑わっているのですね。