『ロミオとジュリエット』の映画史に付いて学びました。

 昼休みには725教室までハンドアウトと出席表をセットするために往復しました。私の3年ゼやミ生のSさんが声を掛けてきました。小学校免許に関して私の署名と押印が必要だとのことです。研究室まで一緒に来てもらって用件を済ませました。たちまち3限の始業のチャイムが鳴ってしまいました。教育支援課で725教室の鍵を借りて教室へ移動しました。昨日の国立西洋美術館への訪問の話題を喋ってから本題に入りました。
 先ずはハンドアウトに沿って『ロミオとジュリエット』の映画史に付いて学びました。フランコ・ゼフィレッリ監督の『ロミオとジュリエット』に主演したのがジュリエット訳のオリヴィア・ハッセーが15歳、ロミオ役のレナード・ホワイティングが17歳と若さが強調された演出だったことが分かります。後でDVDで観てみたのですが、二人の若さには感心してしまいました。
 4限の4年生のゼミでは今日は残念ながら発表はありませんでした。前田愛氏の『都市空間のなかの文学』からの抜粋の文章を読みました。「BERLIN 1888」です。この作品をゆっくりと輪読していきました。森鴎外の『舞姫』と片山弧村の『伯林』(ベルリン)のテクストが引用されているのですが、学生諸君にはこうした明治の文章が難解なものに思われているような印象でした。ゼミ生のY君から『舞姫』の粗筋に付いて質問があったので、分かりやすく説明しておきました。最後にレポートに付いて、またゼミ旅行に付いて少々打ち合わせを済ませておきました。今回の輪読の内容に付いてA4の紙に書いてもらってゼミをお仕舞いにしました。