「文学」では「カオスの遇し方」というテーマでお話ししました。

 昼食は「とんきん亭」の箱弁当をいただきました。ご飯も半分ほどいただいてしまいました。食事を済ませてから、725教室までハンドアウトと出席表をセットしに移動しました。研究室に戻って、しばらく読書の時間を持ちました。すぐに3限の執行のチャイムが鳴ってしまいます。再び725教室に戻りました。先ずは家人と出掛けた国立西洋美術館の話しを少々紹介しました。西洋美術館を学び直してみたいという私の思いには嘘はありません。
 3限の「文学」では「カオスの遇し方」というテーマでお話ししました。二つの童話の比較を中心として話しは展開します。前者の童話はノモス(規範的なもの)を護るものです。家の掟に従う路線なのですね。後者はカオス(混沌的なもの)を指向するものです。限りなく外界へと向かっていく立場なのですね。他流試合や新しいことを立案することを立案することを勧める立場を歓迎するのでしょう。最後に夏目漱石の『夢十夜』を映画化した『ユメ十夜』を2作ほど観て授業を終えました。なかなかに楽しい映像を楽しむことができました。
 4限のフランス語5では「続小さなコント」を読みました。前回読んだ「メドールの復讐」の続篇です。受講生は少数ですが、モチベーションは並々ならぬものがあります。テクストを一行ずつ音読しながら、担当者に訳してもらいました。無事にテクストを読了してから、エリック・ロメール監督の『パリのランデブー』を30分ほど観て授業をお開きにしました。(写真は数日前に下校途中の女子学生たちが「怖いよー!」と叫んでいたミッキーマウスです。)