宮崎駿監督の『風立ちぬ』を観に行く予定なのです。

 朝は家人と連れ立って、8時半を少々回った時間に家を出ました。浦和のユナイテッド・シネマまで宮崎駿監督の『風立ちぬ』を観に行く予定なのです。浦和PARCOの6階までエレベーターで上がると入場券を買い求める人々の長い列ができていました。私も帯に沿って列に並び順番を待ちました。通常は1人1800円の料金なのですが「夫婦50割」の制度を利用して二人で2000円で入ることができました。比較的中央のG11とG12の席を夫婦で手に入れることができました。一昨日に所沢の西武百貨店宮崎駿監督の絵コンテや背景画を数多く見てきたので画面を観ていても一種の既視感(デジャビュ)に囚われて懐かしく感じられました。堀越二郎と里見菜穂子の恋のエピソードには胸に迫るものがありました。(正直、涙を誘われました。)日本という国家が逆境にあった時代も説得力があるように描かれていました。また映画の画面に昭和レトロな風景がふんだんに使われていたのも良かったですね。『風立ちぬ』は若い人々に向けた映画だと言うよりも、中高年に向けた映画ではないのかとも感じました。映画が終わってからPARCO5階のレストラン街に降りて「いろはにほへと」というお店に入りました。家人と二人で「焼き魚御膳」をいただきました。私はモルツの中生もいただいてしまいました。家人と二人で観たばかりの映画の話題に盛り上がりました。「焼き魚御膳」のブリカマの味も良くて満足しました。地下の食品売り場を覗くという家人と別れて、私は紀伊国屋書店を覗いてみました。佐々木中著『踊れわれわれの夜を、そして世界に朝を迎えよ』(河出書房新社)を買って帰宅しました。