頼もしい「言い出しっぺ」の存在に私も一目置いている次第です。

takuzemi2013-08-27

 昨夜は夜の間に激しい雨が降りました。そのためでしょうか。朝の5時過ぎに起きてみると、ベランダの温度は22度しかありません。久し振りに涼しい朝を楽しむことができました。そんな平凡な夏休みの日常が続く中で、秋学期の再開へ向けての動きも始まっています。昨日は4年ゼミ生のN君からの電話が掛かってきました。来週の火曜日から一泊で予定されているゼミ旅行の部屋割りを総務課に連絡しておいた方が良いだろうと言うんですね。N君はゼミ旅行の移動手段を「バスだ!」と決めて文教サービスに申し込んでくれた張本人でもあります。頼もしい「言い出しっぺ」の存在に私も一目置いている次第です。
 また海外留学のために1年間休学していたS君も私のiPhoneにメールを送ってきました。復学の書類に私の署名と押印が必要だと言うのです。研究室に出掛ける予定が確定していないので、自宅まで必要書類を郵送してくれるようにと返信を送っておきました。こんな小さな出来事も秋学期が始まる「予兆」だと感じています。秋の到来と言うとランボーの『地獄の季節』の中の一節を思い出しますね。「別れ」と題された章の冒頭の部分です。「すでに秋!−しかしなにゆえに永遠の太陽を惜しむのか。私たちが聖なる光明の発見につとめているのであれば、−季節の推移に従って恍惚の死を遂げるひとびとからは遠く離れて。」(宇佐美斉訳)・・・と言うのですね。反論の余地のない秋の到来という事実を思い知らされる気がします。