研究室で探してみたらS君のデータがすぐに見つかりました。

 1年間海外に留学していたS君が復学の書類を提出したと言ってきました。ところがS君にメールを送ったのですが何の反応も帰ってきません。大学までS君のデータを確認するために出掛けることにしました。午後の武蔵野線に乗って移動を開始しました。車中では池内紀著『悪魔の話』(講談社学芸文庫)を読みました。著者の池内さんはかなり自由に楽しみながら執筆しているという印象を受けました。
 新越谷の旭屋書店を覗いてみました。ドミニック・ローホーさんの『「限りなく少なく」豊かに生きる』(講談社)が何冊も平積みになっています。でも「ミニマリスト」としてのローホーさんは余分の一冊を買い足すことは勧めてくれないだろうと思いました。今日はこの書店では何も買わずに店を出ることにしました。
 北越谷の改札を出て歩き始めました。大変な暑さです。朝方は涼しかったのですが、午後は大変な暑さになってしまったのですね。元荒川の川沿いの桜並木を歩くと蜩(ひぐらし)の泣き声が大変な音量で聴こえてきます。大学に着いてさっそく自動販売機でお茶を一本買っておきました。
 研究室で探してみたらS君のデータがすぐに見つかりました。助手のMさんが手持ち無沙汰な感じでいます。挨拶をして先日のN君への対応へのお礼を言っておきました。指定校訪問の書類をMさんに託しておいて、入学課に指定校訪問の資料を返却しておきました。慌ただしいのですが、そのまま帰路に着きました。