漫画のコーナーに寄ったら、いがらしみきおの『I(アイ)』の第3巻が出ていました。

 金曜日の今日は午前中からどんどんと気温が上がりました。ベランダの気温を見ると何とたちまち36度となってしまいました。午前中はクーラーを点けて論文の見直しに取り掛かりました。今日もノルマの6ページを目指して頑張りました。例のごとく赤ペンで論文に書き込みをしながら修正していきました。コンピュータを起動して、ワードのファイルを修正していきました。論文の全体像が見えてこないので、念のため論文全体をプリントアウトしておきました。細かな点検をするのは明日の仕事としておきました。
 午後の暑さの盛りの中を夕涼みがてら駅前の須原屋書店まで出掛けました。漫画のコーナーに寄ったら、いがらしみきおの『I(アイ)』の第3巻が出ていました。さっそく購入して帰宅しました。主人公の鹿野雅彦は自らの眼を火箸のようなもので突いて盲目の人となります。そして、光を失ってから「見える。聞こえる。それがどれだけ奇蹟みたいなことか」という事実に気付くのですね。雅彦と一緒に暮らし始めた加代子は雅彦との間にできた赤ん坊を流産した後に「でも神様っているんでしょうか」と呟きます。すると雅彦は「あなたがこの世界を作ったのでないなら、いるはずでしょう」と返答します。また雅彦の母親を病院で看取る場面では雅彦が母親のベッドのかたわらに近寄り「オレはいろんなものを失ってようやくわかったんだよ。この世界は奇蹟でできているんだ。だって、この世界が神様なんだから。かあさん、今、神様がかあさんの頬をなでていたよ」と言うんですね。もう一人の主人公イサオが再登場するのはかなり後になります。この大作も自分が納得できるような解釈をするには、もうしばらく時間が掛かりそうです。