東京芸術大学美術館まで出掛けました。午後には

 大学時代の友人たちの一人・胡風兄からメールが来ました。先日、東京駅で合流して新たな連句を巻こうという計画が生れたのでした。残念ながら全員参加が見込まれないので、連句は無期限の延期ということになってしまいました。それでも11月の観月会の旅行は予定通りに決行するつもりです。目的地は京都府兵庫県日本海側です。蟹に舌鼓を打つというコンセプトで行くつもりです。
 昼食を済ませてから駅の周辺を一周しました。先ずはサンドラッグで歯ブラシなどを買ってから、駅前の須原屋書店に寄りました。今日買ったのは上野千鶴子著『ひとりの午後に』(文春文庫)と重里徹也+三輪太郎共著『村上春樹で世界を読む』(祥伝社)の2冊です。どちらも冒頭の部分を立ち読みして「面白そうだな!」という実感を得てから買い求めたので安心ですね。
 午後には東京芸術大学美術館まで出掛けました。興福寺仏頭展を観るためです。観客もほどほどの入りという感じで落ち着いて観ることができました。地下2階の展示室を最初に見学しました。唯識論は本で勉強したことも有るのですが、なかなか難解で私に取っては完全に理解できたとは言えません。3階の展示室にエレベーターで移動しました。この展示室には木造十二紳将の立像が並んでいます。この立像群が大変に素晴らしくて、ついつい合掌してしまいました。大きな仏像の頭部像もあり、夢想に誘われるような感覚に囚われました。本当に充実した時間を楽しむことができました。今日は生ビールを飲まずに、武蔵浦和まで直行しました。