90分間を「流れる水のような気分」で過ごしてしまいました。

 一夏の猛暑で疲れが溜まったのでしょうか。最近自分が疲れやすくなったような気がします。2限は恒例の「ランボー読書会」だったのですが、相棒のFさんにも「最近疲れているんです」という愚痴から切り出してしまいました。夏休みの間お休みしていた読書会なので、流れがたやすく掴めるかどうか不安がありました。けれどもランボー研究者ブリュネルのテクストを読み始めたら意外なほどに乗ってきました。電子辞書を引きながら90分間を「流れる水のような気分」で過ごしてしまいました。一種の修練のような境地へと達したのかなと思いました。
 ゼミ生のSさんの「埼玉教員セミナー」への推薦書を書き上げました。「埼玉教員セミナー」は一年間通い詰めると、ほぼ小学校教員になれるという最強のセミナーです。推薦書はなかなか文字数が多くて、作成するのに1時間以上も掛かってしまいました。Sさんの勉強への取り組み方、Sさんの性格の良さ、Sさんの趣味や特技などを詳しく推薦書に書き込みました。3号館の1階のキャリア支援課に推薦書を提出して一件落着です。
 午後は大学図書館まで移動しました。新刊書のコーナーに私が夏休み前に書いた学生諸君に勧めたい本のリストが並んでいるのに気が付きました。私の顔写真が苦笑いを浮かべていました。『ゲド戦記』のシリーズや『ナルニア国ものがたり』のシリーズを推薦しておきました。今まで借りていた3冊の本を返却して、新たに3冊の本を借りておきました。すべて夏目漱石に関する評論です。『吾輩は猫である』が2冊、『三四郎』が1冊ということになりました。共同研究で利用するので、資料はコピーして山根式袋ファイルに入れて保管することにしています。