これでは英語の試験に合格するわけはありません。

takuzemi2013-10-11

 朝は7時半に家を出ました。7時42分の武蔵浦和発の武蔵野線に乗りました。車内は混雑していて、今日も座席には座れません。本も読まずに車窓からの眺めを楽しんで過ごしました。北越谷の改札を出てから元荒川沿いの小道を歩きました。もう群生していた彼岸花の群れは枯れてしまい、その代わりにトンボの飛び交う姿が目立つようになりました。研究室に着いて荷物を降ろし、準備室に移動して1限のフランス語の次回の教材をプリントしておきました。
 1限の始業のチャイムが鳴って、715教室に移動しました。今日は「小さなコント−読解からコミュニケーションへ−」の第4章「試験(続き)」の部分を読みました。高校生のアントワーヌが英語の教師の口頭試験を受けるのですが、教師の「『ロミオとジュリエット』は読んだかね?」という質問に「『ロミオ』は読みましたが、『ジュリエット』はまだ読んでいません」と答えてしまうのです。これでは英語の試験に合格するわけはありません。なかなか面白いコントでした。
 「小さなコント」のテクストは「読解からコミュニケーションへ」の部分のパターン練習が充実しているのも特徴の一つです。大変に使いやすいテクストで教師に取っても親切にできている一冊です。最後に30分ほどクロード・モネの絵画を紹介するビデオを観ました。私も数年前にパリの外れのマルモッタン美術館を訪れてモネの作品を堪能した記憶があります。授業が終わってキャンパスの中庭を横切るとキンモクセイの香るような匂いが私の鼻を突いてきました。