名作でもある『こころ』を姜先生が語っているものです。

takuzemi2013-10-12

 昨日のランボー読書会ではいつもの通りに相棒のFさんとランボー研究者ブリュネルのテクストを読んだのですが、かなりのペースで90分間を読み続けることができました。テクストのコピーも読み終わってしまい、続きの部分の拡大コピー2人分をFさんにお願いしました。その時一つの驚きが私たち2人を襲ったのです。何とブリュネルの分厚い本を近々読み終わってしまいそうだという予感が迫ってきたのです。「継続は力なり」という言葉がありますが、その言葉が実感を伴って感じられてきたような気がします。私たちもかなりしつこく読書会を続けてきたものだと思っているからです。
 昨日の5限の3年生のゼミではマリーズ・ブリュモンの『『星の王子さま』を学ぶ人のために』の最終章を読了してしまいました。木霊や星のイメージ分析に当てられた部分です。次回のゼミまでに次のテクストとなる『ちくま評論選』(筑摩書房)を買っておくように書名を板書して、ゼミ生諸君にメモを取らせておきました。それから石原千秋先生の「人生案内風論文執筆法」のコピーを配布して輪読してみました。大変に面白い内容でゼミ生の諸君にも喜ばれたようです。最後に姜尚中先生の「夏目漱石を語る」の第4回を観ました。漱石晩年の作品で名作でもある『こころ』を姜先生が語っているものです。これも内容が濃くて、ゼミ生たちが画面を食い入るように見つめていてくれました。実は昨日は私の66歳の誕生日だったのですが、帰宅したらランボー読書会の相棒のFさんからのバラの花束が届いていました。Fさん、どうも有り難うございました。