何とも順調な病院通いで、自分自身呆気に取られるような感じでした。

 飲み付けの常備薬が無くなってしまいました。血圧や痛風などの薬です。行きつけのラムザクリニック内科まで8時50分には診察の順番を確保しに行きました。診察券の番号と私の氏名を書いて、いったんは帰宅しました。K医師が病院に来るはずの9時半までは自宅で作業ができそうです。帰宅して先ず最初に取り掛かったのは10月23日の水曜日から始まる「情報処理と言語文化」のパワーポイントのスライドの見直し作業です。コンテンツが古くないか? どのスライドなら学生諸君が喜んでくれるだろうか?・・・そんな視点から数十本あるはずのスライドを見直しておきました。9時半には再びラムザクリニック内科に移動し原田マハさんの『星がひとつほしいとの祈り』(実業之日本社文庫)を読みながら待合室で順番を待ちました。ほどなく名前を呼ばれてK医師の診察を受けました。血圧も低く、脈も正常で、問診も問題ありませんでした。薬局に回って薬を頂いてから、近くのスーパーでビールなどの食品を買い込みました。何とも順調な病院通いで、自分自身呆気に取られるような感じでした。
 『まんが哲学入門』の作者・森岡正博さんが「誕生肯定とは何か」という論文をインターネット上に掲載しているらしいと知り、探してみました。「誕生肯定」のキーワードでグーグルで探してみると、すぐに見つかりました。印刷してみるとA4で41ページもある力作でした。「誕生肯定」とは死を前にして「生れてきて本当によかったと、深く心から自己肯定できることを目指して、私がいるここの生を生き尽くすすことである」と森岡さんは書いています。その真摯さに打たれます。