箱弁当を食べていたら、男女2名の学生諸君が現れました。

 ナポレオン3世とオースマン・セーヌ県知事の「パリ改造」はパリを近代都市として生まれ変わらせた大事業として位置付けられています。以前は劣悪だったパリを近代都市として蘇生させた業績の評価はこの二人に与えられるべきものなのでしょう。最後に30分ほどラファエルの絵画を紹介するDVDを観ておきました。残念ながら私の方は繰り返して観ているので正直なところ少々辟易してきたところです。
 研究室でとんきん亭の箱弁当を食べていたら、男女2名の学生諸君が現れました。何でも多文化理解コースのゼミを希望しているとのことです。コースを希望する願書の提出が遅れてしまったので困っていると言います。まだ私のゼミは定員をオーバーしていないと言っておきました。女子学生の方はほとんど泣き顔をしているので心配になってしまいました。
 3限の「ヨーロッパの文学」ではボルテールとルソーに付いて語りました。対照的な二人ですので、二人のコントラストを強調するような講義を進めておきました。とりわけルソーの『エミール』は私の愛読書でもあり、学生諸君にもぜひ一読するようにと勧めておきました。最後の30分ほどはブルワ・マジメルがルイ14世を演じる『王は踊る』を観ておきました。ブノワ・マジメルの踊りが素晴らしくて感動しました。
 4限のフランス語6では『星の王子さま』を読みました。今日は小さな王子の小惑星に生えてくる樹の話しを中心に読みました。良い草の良い種と悪い草の悪い種があるとテクストには書かれています。悪の種は早めに刈り取れという倫理的な読み取りが可能なようです。