初期のカンディンスキーの絵画の色調の良さにうっとりとしてしまいました。

 2限の教育学部のフランス語は第12章のDialogueの復習から入りました。次に複合過去の説明に入りました。一般の他動詞と場所の移動に関する自動詞とでは助動詞が違ってくることを説明しました。一般の他動詞では助動詞にavoir(英語のhave)を使うのですが、場所の移動の自動詞ではêtre(英語のbe)を使うことを口が酸っぱくなるぐらいに説明しておきました。またêtreを使った場合には主語が男性か女性か、主語が単数か複数かで過去分詞の語尾も変化するということを説明しておきました。最後にロシア生まれのカンディンスキーの絵画を紹介するDVDを30分ほど観ておきました。いやあ。初期のカンディンスキーの絵画の色調の良さにうっとりとしてしまいました。
 3限の「ヨーロッパの文学」ではスタンダールの作品に付いて語りました。『赤と黒』を中心に語ったのですが、『パルムの僧院』に付いても軽く触れておきました。スタンダールの精神が古(いにしえ)に向いていたこと、若くして亡くなった母親に固着していたことなどを語りました。ハンドアウトを読み終わってから、ジェラール・フィリップがジュリアン・ソレルを演じる『赤と黒』のDVDを観ておきました。続く4限のフランス語?では『星の王子さま』を原文で読み進めました。テクストを読了してから、今日もエリック・ロメールの『パリのランデブー』の第2話を観ておきました。男と女の不倫の話しです。モンマルトルの洗濯船の界隈が舞台となっていて、私にも懐かしく思われる映像でした。二人の恋人たちがパリの中から郊外までも歩き回るのはflâneur(散歩者)という19世紀に生じた習慣を踏襲するものなのでしょうか。