河川敷に差し掛かるとヒヨドリたちの鳴き声が聴こえてきました。

takuzemi2013-11-26

 朝は7時30分に家を出ました。1限からのフランス語の授業が待っているからです。 家を出て駅前広場に差し掛かったら雨に濡れたケヤキの落ち葉がうずたかく積もっていました。ビルの管理人の職員さんがそれを掃除しているのですがいささか気の毒な感じがしました。武蔵浦和発の7時42分の海浜幕張行きに乗りました。南浦和で大勢の乗客たちが降りるだろうと予想して、前方の3号車あたりに乗りました。予想通り南浦和で座席を確保することができ、しばらく新書判の本を読む時間が持てました。
 北越谷の駅を出て、元荒川にの河川敷に差し掛かるとヒヨドリたちの鳴き声が聴こえてきました。穏やかで温かな朝だということがヒヨドリたちにも分かるのでしょうか。準備室に着いて今日の1限のフランス語の配布資料をコピーしておきました。
 独仏準備室に移動して助手のMさんに今週のとんきん亭の弁当を注文しておきました。それから「週刊朝日百科 世界の文学」を縮小コピーして木曜日の「ヨーロッパの文学」のハンドアウトを作成しておきました。木曜日にはバルザックの『ゴリオ爺さん』に付いて語る予定です。数年前、パリを訪問した時にバルザック記念館を訪れて、バルザックが執筆に使っていた黒い机に手を着いて、警備の職員さんから叱られたことがありました。そんなエピソードを学生諸君に語れれば楽しい授業になるかなと思っているところです。付け加えればバルザック記念館のある場所は借金取りから逃げ回っていたバルザックに相応しい場所なのですね。借金取りが上から来たら下に逃げ、下から来たら上に逃げるという感じなのですね。