今日もコンピュータ・ルームに大勢の学生諸君が詰めかけていました。

 1限のフランス語は「小さなコント−読解からコミュニケーションへ−」の第11章の練習問題から入りました。第1問のAは括弧内の動詞を半過去に変えて文意を問うというものです。第1問のBは受動態の文を能動態の文に書き換えるというものです。いずれも私が解説をしながら板書をして解答を済ませました。第2問は「Je crois que(私は〜と思う。)」を使って仏作文を3問作るという問題です。これも簡単なので板書だけで済ませておきました。第3問は「ガイドブック、地下鉄、記念物、首都」などの単語を空欄に埋める問題です。完成した文は一例を挙げれば「パリはフランスの首都です。」などとなる訳ですね。練習問題を済ませてから「パリの市街電車」の後半を読みました。切りの良いところまで読んでから「ガウディとジュジョール」の作品を紹介するDVDを30分ほど観ておきました。
 キャンパスを横切って文教大学図書館に移動しました。村上春樹の作品を分析する批評作品を一冊借りていたのですが返却期限が迫ってきたのです。地下の閲覧席に降りたら、今日もコンピュータ・ルームに大勢の学生諸君が詰めかけていました。夏目漱石を勉強し直したいと思っているので、平川祐弘著『内と外からの夏目漱石』(河出書房新社)と河村民部著『漱石比較文化的に読む』(近代文芸社)の2冊を研究貸し出しで借りておきました。来年の3月末日まで借りられることになります。最後に翰林書房の「漱石研究」(終巻号)を借りておきました。漱石の『明暗』の特集を組んだ号ですが、この多声的な作品をどう料理してやろうかと考えると色々と新しいアイデアが沸いてきそうです。