今日からは白水社の『ミニ・ボンジュール・パリ』に入る予定です。

takuzemi2013-12-03

 いつもより一本早い武蔵野線に乗りました。武蔵浦和駅発7時36分の東京行きです。南浦和で多数の乗客が降りるのを見越して、5号車に乗ったのですが、残念ながら今日は空席を確保することはできませんでした。南向きの窓辺に佇んでいるうちに何となく北越谷に着いてしまいました。守衛室で独仏準備室の鍵束を借りて、エレベーターで3号館7階に上がりました。先ずは今日の1限のフランス語のテクストをコピーしておきました。駿河台出版社の『小さなコント−読解からコミュニケーションへ−』も読了してしまい、今日からは白水社の『ミニ・ボンジュール・パリ』に入る予定です。フランス語の教材の印刷を済ませてから、木曜日の「ヨーロッパの文学」のハンドアウトも用意して、助手のMさんに印刷を依頼しておきました。今週はフロベールの『ボヴァリー夫人』に付いて語る予定です。女優イザベル・ユペールが主人公のエマ・ボヴァリーを熱演しているDVDもあるので観てみようと思っています。
 1限のフランス語の授業を始めたのですが、用意してきたビデオが『ボンジュール・パリ』ではなくて『アントレ・リーブル』なのに驚きました。深呼吸をして配布資料に沿って授業を進めている内に少しずつ授業に流れが戻ってきました。主人公のアンヌ・マリーがパリに着きおばあちゃんに日本人形のプレゼントを贈るというエピソードを読み上げました。亡くなったジャック・ブレルの歌に『オルリー空港にて』という作品があり「人生は甘くはない(辛いものだ)(La vie ne fait pas de cadeau.)」という繰り返しがあり聴く人の涙を誘います。教室で久し振りに学生諸君を前にブレルの一節を声高く歌ってしまいました。名曲「水門守」も思い出したので少しだけ歌っておきました。