「アルジェリア風のパリの女たち」を楽しめたのは幸福な時間でした。

 1限のフランス語の授業を終えて、学生支援課にDVDの鍵を返却しました。その足で文教大学教育推進センターに立ち寄りました。私が英文科の学科長を務めていた時に作成した教育実践報告書に付いて職員のMさんと相談しました。私の方は基本的には余り変えずに、そのまま合本にして欲しいという意見だったのですが、Mさんはタイトルなどを少々手直ししたいという意見です。Mさんが作ったデータを私宛てにメールで送ってくれるとのことで慌てずに作業すれば良さそうです。
 研究室に戻ってみたら、ビデオの棚の奥から『ボンジュール・パリ』のビデオが見つかりました。中味が本当に当のものかどうか確認するために自宅に持ち帰って観てみるつもりです。その後で助手のMさんからエクセルのシートを添付したメールが送られてきました。多文化理解コースの各教員ごとの登録学生の名簿です。私の新しいゼミは15名ということで適性規模と言えそうです。
 北越谷から上野に移動しました。国立西洋美術館は私の住民基本台帳カードを提出すると無料で入館することができます。今日もロッカーにバックパックとコートを突っ込んで、ゆっくりと館内を観て回りました。常設展を出てからミュージアム・ショップでピーテル・ブリューゲルの「鳥罠のある冬景色」、ピエール・オーギュスト・ルノワールの「アルジェリア風のパリの女たち(ハーレム)」、ギュスターヴ・モローの「牢獄のサロメ」、ジョン・エヴリット・ミレーの「あひるの子」ジョアン・ミロの「絵画」などの絵葉書を買っておきました。残念ながら現在の常設展は工事中か整理中らしく、全ての作品にお目に掛かることができないようです。それでも「鳥罠のある風景」や「アルジェリア風のパリの女たち」を楽しめたのは幸福な時間でした。