市川拓司著『こんなにも優しい、世界の終わりかた』(小学館)の残りの部分を読みました。

takuzemi2013-12-12

 朝はいつものように9時半に起床しました。日の出の時間がずいぶんと遅くなりましたね。パジャマの上に革ジャンを羽織ってベランダに出て見てみると、6時45分ほどに日の出となるようです。朝方は2限からの授業なので、ゆっくりできます。居間のロッキングチェアに座って市川拓司著『こんなにも優しい、世界の終わりかた』(小学館)の残りの部分を読みました。主人公の吉沢優とかつては美少女だった(今でも美人ですが)白河雪乃の二人が成人して結ばれるまでを対話体で描いた小説です。この著者の作品は初めて読んでみたのですが、久し振りに読んだまったく嫌味のない小説でした。主人公の優が「夕焼け男」と呼ばれているように、「明日は晴れるさ」と断言できるようなすがすがしい一冊でした。また市川拓司さんの本を探して読んでみるつもりです。
 2限の教育学部のフランス語は「小さなコント−読解からコミュニケーションへ−」の6ページから入りました。先ずはモデル1のパターン練習を片付けました。1から20までの数詞を練習してから「〜の中には、〜がある」というパターンを練習しました。次に第2章に入って「サーカス」の続編を読了しました。「猫だけれども、猫じゃない」という正体不明の動物の正体は実は陶器でできた猫だったという他愛のない落ちでした。最後の30分ほどはグスタフ・クリムトの絵画を紹介するDVDを観ておきました。漫画を描いては少年向けの雑誌に持ち込んでいる4年生のゼミ生Y君がぜひ観たいと言っていたクリムトです。未完の「花嫁」や「接吻」のエロティシズムは只事ではないと思います。「アッター湖畔のウンターアッハの家」も私の大好きな作品の一つです。