3限の「ヨーロッパの文学」では19世紀の詩人のボードレールに付いて話しました。

 3限の「ヨーロッパの文学」では19世紀の詩人のボードレールに付いて話しました。ハンドアウトに沿って忠実に話すように心掛けました。ボードレールが幼かった頃、父親が亡くなったこと、母親がその後再婚したことがシャルル少年のトラウマとなったことなどを語りました。今日はレオナルド・ディカプリオが詩人ランボーを演ずる『太陽と月に背いて』という題名のビデオを持ってきたのですが、なぜかプロジェクターが点燈せずにビデオを観ることはできませんでした。仕方がないのでB6の紙を配って「私の好きなこの言葉」というテーマで短文を書いてもらいました。「真善美」という固い言葉もありますが、「明日は明日の風が吹く」と言ったイージーゴーイングな文句を礼賛するような言葉もありました。どちらかと言うと私は後者の方が好きですね。
 4限のフランス語の6では『星の王子さま』をふらんすごの原文で読みました。今日は第7章から読み進めました。パイロットは飛行機のエンジンのきつく締まりすぎたボルトをはずそうと頑張っているところです。ところが王子さまが「とげは、なんの役に立つの?」と繰り返しパイロットを問い詰めるのですね。王子さまは意外と頑固な性格で一度疑問に思ったことは答えを手に入れるまで決して諦めようとしません。そんな王子の性格が良く出ているテクストでした。少人数のクラスですが、受講生の一人Fさんはドイツとパリに行ってきたとのことです。一粒だけですがお土産のチョコレートも頂いてしまいました。若い人々の中にも「内向き志向」が強くなっていると良く聞きますが、できるだけ若いうちに世界を広く見て欲しいものだと思います。