居ながらにして新鮮なフランスの風景を思いのままに観ることができるのですから。

takuzemi2013-12-13

 朝は1限からの授業が待っています。7時半には家を出て、武蔵浦和の駅に向かいました。7時42分の海浜幕張行きの武蔵野線に乗りました。東浦和で何とか座席を確保できたのですが、車内は乗客で混雑していて本を読む気分にもなれません。研究室に着いて今日の教材と教具とをノートパソコン用のプラスティックの箱の中に投げ込んでおきました。今日の教材のプリントは先日に用意しておいたので特に今日は何もすることがありません。助手のMさんが持ってきてくれたお茶を頂いて始業までの時間を過ごしました。1限のチャイムが鳴りました。テープレコーダーとボックスを両手に提げて715教室に移動しました。今日は『ボンジュール・パリ』の第3章の「市場にて」を一行ずつ学生諸君に読んでもらいました。テクストの主人公のアンヌ・マリーがフォーブール・サン・トノレ街の高級ブティックに出掛けて日本人の友人たちのためにプレゼントを買うというストーリーです。また、その後でアンヌ・マリーはおばあちゃんと一緒に花屋に出掛け食事の正体を受けている友人のソフィーのために黄色いバラの花を5本買うという話しです。ビデオ付きの教材を用いることは教師に取っても楽しみですね。居ながらにして新鮮なフランスの風景を思いのままに観ることができるのですから。残念ながら今日は文法のコーナーは片付けることができませんでした。文法項目としてはaller, venirの直説法現在、近接未来・近接過去、動詞の命令形などがあるのですが、次回に回すことにしました。最後にラトゥールの絵画を紹介するDVDを30分ほど観て授業を終えました。「いかさま師」の登場人物たちの視線の交差が何ともいわくあり気で不気味な感じがしました。