『ボンジュール・パリ』の第3章の「市場にて」の文法の残りの部分から解説しました。

takuzemi2013-12-17

 1限のフランス語では『ボンジュール・パリ』の第3章の「市場にて」の文法の残りの部分から解説しました。aller, venirの直説法現在形、近接未来と近接過去、動詞の命令形などを説明してから、練習問題をざっと片付けました。それから第4章の「ソフィーの家で」をゆっくりと読み進めました。ヴァカンスでパリに帰ったアンヌ・マリーがソフィーの家に会食に招かれるという設定です。もちろんアンヌ・マリーは日本で3年間も暮らしているので、友人たちの質問もそこに集中することになります。テクスト最終行の「自分自身の国を知るためには新しい目が必要だ」という言葉は妙に納得させられるような名言だという気がしました。残りの30分間はセザンヌの絵画を紹介するDVDを観ました。セザンヌという画家がその孤独の中で暗い情念に突き動かされるように絵画の製作と取り組んでいたことが「殺害」や「悲しみ」などの作品を観ると良く分かります。芸術家の孤独が胸に迫るような気がしました。授業が終わってから独仏準備室のコピー機を借りて「ヨーロッパの文学」のハンドアウトを作っておきました。今週は早熟の詩人ランボーに付いて語る予定なのですが、それだけでは足りません。授業再開予定の1月9日の木曜日にも「ヨーロッパの文学」が予定されているからです。こちらのテーマはサンテグジュペリの『星の王子さま』を語ることにしました。NHKのBSで放映された関連ビデオもありますし、生涯学習センターで3回に渡って講義をしたデータもプリントアウトしてあるので、充実した授業を展開する自信もあります。それに冬休みの間に『星の王子さま』に付いての新しい本を読むこともできそうですし。・・・