『さすらいエマノン』(徳間書店)がアマゾンから届いていました。

 雨も降り寒い一日となりました。昼休みにはとんきん亭の箱弁当を食べてから13101教室まで「ヨーロッパの文学」のハンドアウトと出席表をセットしに出掛けました。いったん研究室に戻って一息付いてか、再び教室に戻って「ヨーロッパ文学」の講義を楽しみました。今日の講義はランボーに付いて語りました。ランボーハンドアウトに沿って語りレオナルド・ディカプリオが詩人ランボーを演じる『太陽と月に背いて』を見ました。郡山でのフランス語フランス文学会での旅の時、猪苗代湖ランボー研究者の宇佐美斉先生にお会いしたことを学生諸君に語っておきました。最後にレオナルド・ディカプリオが詩人ランボーを演じる『太陽と月に背いて』を観ておきました。
 4限のフランス語6では『星の王子さま』をフランス語の原文で読みました。今日は参加者は2名のみで、淋しい授業となりました。語り手のパイロットが「とげなんか、なんの役にもたたないさ。あれはたんに、花が意地悪したくてつけているのさ」と言ってしまい、王子とパイロットとが険悪な雰囲気になるという場面です。王子は「星は何百万とあるけれど、たったひとつのお花をだれかが好きになったとしたら、その人は、夜空に広がる星をながめただけでしあわせな気持ちになるんだよ。『ぼくのお花、あのどこかに咲いているんだ』と思ってね。ここにはさりげなく生と死の問題が語られているようです。
 帰宅したら梶尾伸次×鶴田健治共著の『さすらいエマノン』(徳間書店)がアマゾンから届いていました。さっそく読んでみました。今回はエマノンの双子の兄が現れるのですが、エマノンの謎は相変わらず残されたままです。地上の30億年の記憶を保っていると言うエマノンの存在にはまだまだ不確定な要素が多いようです。