朝の7時30分に家を出て、武蔵浦和発7時42分の海浜幕張行きに乗りました。

takuzemi2013-12-20

 朝の7時30分に家を出て、武蔵浦和発7時42分の海浜幕張行きに乗りました。5号車に乗ったら優先席に空席があり、座席を確保することができました。能率手帳を確認して今日の授業計画を頭の中で練っておきました。大学に着いて自動販売機で伊右衛門のあったかい焙じ茶を買い求めるのがこの頃の習慣となっています。エレベーターで7階に上がって、準備室で今日の授業の教材を印刷しておきました。
 1限のフランス語は学生諸君の集まりが悪くて困りました。雨で出足が遅れているのだろうと考えて、教材のビデオを観ながら待つことにしました。20分近く復習のビデオを観てから、配付資料を配って新しい章に入りました。アンヌ・マリーとフレデリックエッフェル塔に登ったりバトー・ムーシュに乗ってパリの街を散策するというテーマです。ビデオは大変に楽しいもので居ながらにしてパリの街の観光を楽しめるような気がします。エッフェル塔やバトー・ムーシュを訪れた二人の結論は観光客の方が自分たちよりもパリのことを良く知っているというものでした。何だか身につまされるような落ちですね。最後にマネの絵画を紹介するDVDを30分ほど観ておきました。「落選した名画」という副題がつけられていて、当時のアカデミーの画家たちや批評家たちから良俗に反すると非難を浴びたモネの反骨精神が強い印象を我々に与えます。「草上の昼食」「オランピア」「笛吹の少年」「フォーリー・ベルジェールの酒場」などの問題作を数々と生み出したマネは生来の天才だったのでしょう。