行き付けのラムザ・クリニック内科に出掛けることにしました。

takuzemi2013-12-24

 高血圧や痛風と言った成人病を患っています。常備薬薬の蓄えが底を突いてしまったので、行き付けのラムザ・クリニック内科に出掛けることにしました。先ずは順番取りです。8時50分にクリニックの入り口に出掛けたら、看護婦さんが調度やって来たところで、私の診察券を受け取ってリストに書き込んでくれると言いました。いったん自宅に戻って、9時30分には待合室に戻って沢木耕太郎氏の『流星ひとつ』(新潮社)を読みながら診察の順番を待ちました。この本の内容は沢木氏と歌手の藤圭子との対談を素直にまとめただけの内容で、余分な夾雑物がないだけに天才的と呼んでも良い少女歌手の少女歌手の思いがストレートに読者に伝わってくるという印象を受けました。昨日の天声人語で藤さんと歌手を「冷徹なプロ意識の持ち主だった」と評していますが、そんな一瞬の機微が沢木氏と藤さんの対談からは読み取ることができます。
そんな本を読んでいたら、意外と早く看護婦さんに名前を呼ばれてしまいました。K医師に診察してもらったのですが、血圧は安定していて、脈拍も正常で無罪放免されました。ラムザ薬局に寄って常備薬を頂いて帰ると、まだ10時調度を過ぎたばかりです。ロッキングチェアに座って『流星ひとつ』の続きを読んで楽しみました。藤圭子という希有な歌手が痛ましい自死という選択を選び取ってしまったのが残念でなりません。「生きていたら」という仮定は仮定に過ぎないと言うことは分かっているのですが。・・・