江戸東京美術館に直行したのですが、館内に入ってみると大変な混雑です。

 午後は家人と二人で連れ立って、江戸東京博物館に向かいました。「大浮世絵展」を観るためです。途中、上野で下車して「スポーツ・ジュエン・ランニング」に寄って、ランニングシューズを買い求めました。若い女性の店員さんはぶっきらぼうでつっけんどんな感じもするのですが、家人の話では目茶苦茶に値引きをしているので、それが当然だと言うのですね。先ずはランニングシューズを新調できてハッピーな気分になりました。車中ではC.S.ルイスさんの『ライオンと魔女』を読みながら移動しました。4人の子供たちが登場するのですが、ルーシィが初めにナルニア国を訪れます。エドマンドは魔女に籠絡されてか、ルーシィを陥れようとするのですね。そんな『ライオンと魔女』を読んでいるうちに両国に着きました。
 江戸東京美術館に直行したのですが、館内に入ってみると大変な混雑です。人々の後ろから、辛うじて浮世絵を垣間見るという感じなのですね。それでも葛飾北斎の名品「富嶽三十六景 慨風快晴」を見られたのは幸せと言うべきでしょうか。青い空はもちろんプルシャン・ブルーの絵の具を使っている訳です。「大浮世絵展」を見てから、6階の常設展に移動しました。こちらは空いていて、ゆっくりと見物することができました。家人と二人で「浮世絵の方もこれぐらい空いていたら良かったのに」と言い合いました。でも仕方がありませんね。帰路は長いエスカレーターを使って出口まで降りたのですが、このエスカレーターも楽しいものでした。近くにスカイツリーも見通せましたし。