別所沼弁財天にお賽銭を入れて、柏手を打って帰路に着きました。

takuzemi2014-01-06

 今朝も何とも寒い朝になりました。午前中は別所沼までウォーキングに出掛けたのですが、人影もまばらで本当に冬景色と言っても良い外界でした。別所沼に着いてもランニングやウォーキングを楽しむ市民はほとんど見当たりません。今日から仕事始めなので当然と言えば当然なのでしょう。時折、ヒヨドリの鳴き声が聴こえてくるばかりです。別所沼弁財天にお賽銭を入れて、柏手を打って帰路に着きました。歩いている内に中原中也の「冬の長門峡」の全文が頭の中に浮かんで来ました。「長門峡に、水は流れてありにけり。寒い寒い日なりき。/われは料亭にありぬ。酒酌みてありぬ。/われのほか別に、客とてもなかりけり。/水は、恰も魂あるものの如く、流れ流れてありにけり/やがても蜜柑の如き夕陽、欄干にこぼれたり。/ああ!−−そのような時もありき、寒い寒い日なりき。」と言うんですね。本当に寒々としてしまいました。
 別所沼公園から戻って、駅前広場に出たら家人がこれから仕事に出掛けるところでした。急いでいるらしく私には気付かずに、まっしぐらに青信号に向かって突進していきます。その姿を見てちょっとばかり微笑ましく思ってしまいました。すっかり身体が冷えてしまったので、帰宅してからベランダに面した日当たりの良い南向きの窓に分厚い座布団を敷いて改めて新聞を読み直しました。身体が温まってから公益社団法人私立大学情報教育協会の「平成25年度私立大学教員の授業改善調査」についてというアンケートに回答を作っておきました。柔らかめの鉛筆を使って記入して、11号館の教育研究センターに提出する予定です。明後日の水曜日には英文科の懇談会、そして9日の木曜日には授業開始の予定です。正月気分を改めて仕事に邁進しなければなりません。