生涯学習センターで昨年講座を行ったデータもあるので色々と話すことがあります。

 2限の教育学部のフランス語は「小さなコント」の第4章から始めました。アントワーヌが英語の先生から口述試験を受けるという話です。先生が『ロメオとジュリエット』は読んだかね?と聞くと、アントワーヌは『ロメオ』は読みましたが、『ジュリエット』はまだ読んでいませんととんちんかんな受け答えをしてしまいます。これでは英語の試験は合格しそうもありませんね。モデル4も簡単に済ませ、4章の練習問題も片付けることができました。最後に授業アンケートを実施しておきました。
 とんきん亭の箱弁当を食べてから、13101教室までハンドアウトと出席表、そして授業アンケートをセットして研究室に戻りました。サンテグジュペリの『星の王子さま』に関しては生涯学習センターで昨年講座を行ったデータもあるので色々と話すことがあります。ハンドアウトを確認してから『星の王子さま』に成長小説としての側面があること、異化効果を上手に利用していること、そして壊れものとしての人間という視点があること、あるいはサンテグジュペリの反近代的な立ち場に付いて語っておきました。最後に以前BSのNHKで放映された南果歩さんが出る『星の王子さま』を紹介する番組を観ておきました。
 4限のフランス語6では『星の王子さま』を原文で読みました。今日は受講生の諸君も全員参加で賑やかでした。テクストを一緒に音読してから一人一行ずつ訳してもらっていきます。テクストはかなり難しい部分もあるので私の解説を多めに与えるようにしています。最後の30分ほどはモネの絵画を紹介するDVDを観ておきました。