東京国立博物館に出掛けました。クリーブランド美術館展と人間国宝展を観るためです。

 午後は上野公園の東京国立博物館に出掛けました。クリーブランド美術館展と人間国宝展を観るためです。クリーブランド美術や館展を先に観たのですが、「神・仏・人」のコーナーの岩佐又兵衛筆と伝えられる作品や「花鳥風月」のコーナーの作品の迫力は大変なものでした。同じ館内の右手の人間国宝展に移動して抜き身の刀や壺などを見物しました。何だか展示に物語性が感じられず、少々不満が残りました。けれども日本刀のコーナーだけはキラリと輝く感じがあって気に入りました。国立西洋美術館に移動して65歳以上は無料で観られる常設展を見物しました。何度も観ているので、どこにどんな絵が飾られているのか、ほとんど暗記してしまっているぐらいです。お気に入りのジャン・フランソワ・ミレーの「春(ダフニスとクロエ)」ピエール=オーギュスト・ルノワールの「アルジェリア風のパリの女たち」などを楽しみました。途中でムンクの版画展も楽しみました。「マドンナ」は何度眺めても不思議な感じが付きまといます。会場を出てからミュージアム・ショップに立ち寄って『国立西洋美術館公式ガイドブック』(淡交社)を買い求めておきました。ディック・バウツの「悲しみの聖母」(左)と「荊冠のキリスト」(右)の由来がガイドブックに詳しく語られていました。帰りの電車は各駅停車ばかりに当たってしまいました。『国立西洋美術館公式ガイドブック』を読みながら帰宅しました。付け加えればクリーブランド美術館展の「近代美術と自然」と題されたコーナーはどれも逸品揃いでした。アンリ・ルソーの「トラとバッファローの戦い」やパブ路・ピカソの「画家の妹ローラ」などを楽しみました。