このところ何か自分自身を変革したいという思いが強くなっているのです。

takuzemi2014-01-24

 昨日は4限のフランス語の授業を終えて自宅に帰りました。夕方の5時15分を回っていたのですが、別所沼まで散歩に出掛けることにしました。このところ何か自分自身を変革したいという思いが強くなっているのです。夕方の散歩もその一つです。歩き始めた時にはまだ西の空がうっすらと赤みがかっていたのですが、別所沼に着く頃には日もとっぷりと暮れてオレンジ色の公園の外灯が派手に輝いているばかりです。別所沼を一周して帰路に着く頃には辺りは真っ暗になってしまいました。深沢七郎さんの『人間滅亡的人生案内』の中に「生態を変える記」という短文があったのをふと思い出したりしました。生態を変えて私も詩や回文を作ってみたいものだと思っているところです。
 朝は7時42分の京浜幕張行きの武蔵野線に乗り込みました。幸い武蔵浦和から座席が確保できたので先日から楽しみにして読んでいる太田紫織さんの『櫻子さんの足下には死体が埋まっている』(角川文庫)を読み始めました。シリーズは3冊あって、すでに最初の2冊は読了してしまいました。現在読んでいるのは「雨と九月と君の嘘」と副題の付いた3冊目です。この巻には地獄の番犬と呼ばれるヘクターという大型犬が狂言回しとして現れます。櫻子さんは標本士として骨格標本などを作る骨大好きの女性です。九条櫻子さんの台詞が男言葉なのが妙に理屈っぽく響きます。正太郎君との会話も絶妙で私が現在最も着目しているライト・ノベルと言っても良いと思います。(ライト・ノベルと言っても「奥が深いこと」は確約しておきます。)