昨日5限の3年生のゼミでは最終回ということもありビデオ鑑賞を楽しみました。

takuzemi2014-01-25

 昨日5限の3年生のゼミでは最終回ということもありビデオ鑑賞を楽しみました。フランスで有名なコメディアンのミシェル・ブランが自ら脚本も書き監督も務めたという力作です。ゲストはブニュエルの映画で「氷の女」を演じていたキャロル・ブーケです。ストーリーはミシェル・ブランの偽物がカンヌ映画祭を荒し回っているという所から始まります。(けれども本物のミシェル・ブランはその事実に気付くことはありません。)「何だかこの頃、変な出来事が続くな」と言った認識なのでしょうか。偽物に陥れられて監獄に入ったミシェル・ブランは出獄後に名優フィリップ・ノワレと邂逅することになります。ノワレと連れ立ったブランは撮影中の第監督ロマン・ポランスキーの映画の中で端役を務めるということになります。偽物に奪われた自分のポストは戻ってこないのですから、ポストモダン的なオープンエンディングの物語だとも言えます。
 昨夜は結局、家に戻ってきたら6時15分を回っていました。9時からはNHKのBSプレミアムで「ザ・タイガース再結成ライブ」を観たのですが、メンバーの皆さんが年寄りになってしまっていて、痛々しい印象しか感じませんでした。いくつかの歌は聴いたのですが、名作「花の首飾り」は聴くことができませんでした。余りにも辛くなって眠ってしまったからです。ロックという音楽も20世紀の60年代から80年代に掛けて流行したジャンルの考えた方が良いのかも知れません。すでに失われてしまったものを惜しんで残念がるのは生産的でないと思います。もちろん過去の遺産としてのキング・クリムゾンの楽曲はすり減ることはないのですが。・・・