今年の卒業生たちは粒揃いで、レベルが高いのも特徴です。

takuzemi2014-01-30

 2限からの教育学部のフランス語の試験が待っています。仕事に出掛ける家人の後を追い掛けるように家を出ました。9時4分の新習志野行きの各停に乗ったのですが、無事に座席を確保することができました。今朝は本を読む気にはなれないので、車窓からの風景をぼんやりと眺めて過ごしました。独仏準備室に立ち寄って助手のMさんから2限の試験のテスト問題を受け取っておきました。それから研究室に移動して卒論を採点する作業と取り組みました。初めはTさんの「パリのファッションと流行〜ファッションが人々に与える影響」と題された論文です。文献を正確に読み込んで、しっかりと書けている論文でした。今日最初に読んだ論文としては出来が良くて大いに満足することができました。9時45分には研究室を出て教育学部の学生諸君が待っている431教室に移動しました。普段の授業開始時間より10分遅い開始時間と設定されています。試験問題を配布して試験開始を告げると後は学生諸君が問題と取り組むシャープペンシルの音しか聴こえてきません。試験が終わって研究室に戻りました。改めて卒論を読み始めました。先ずはWさんの「魔女から見るディズニーアニメ」です。多数の文献やディズニー作品のDVDを観て、それらをバランス良く配置しています。物語を「横断」「遭遇」「征服」「祝賀」の4パターンに当てはめているところは、物語理論でも参照したのでしょうか。そこには独自のアイデアが感じられました。今年の卒業生たちは粒揃いで、レベルが高いのも特徴です。これは指導教員の私に取っても大いに嬉しいことですね。