「彩の国さいたま芸術劇場」で「カリギュラ」が公開されるということです。

 研究室でとんきん亭の箱弁当を食べて昼食にしました。歯を磨いてから、今年度末で退職なさる「T先生を囲む会」の文言を考えました。会場はドイツ語のN先生の甥御さんが経営する勘之丞(かんのじょう)というお店です。内輪な感じで大いに寛げる会になりそうです。今から「T先生を囲む会」が楽しみです。案内状の文言を独仏準備室の助手のMさんに手渡しておきました。彼女がレイアウトを考えて案内状を打ち直してくれる予定です。一仕事を片付けてから2限に実施した教育学部の試験の採点に取り掛かりました。全員が点数を良く獲得していてほとんど優劣の付けようがありません。出席点も加味して点数を付けることにしました。同僚のT先生にフランス語6の成績をメールで送付しました。その時に気付いたのですが「彩の国さいたま芸術劇場」でアルベール・カミュ原作の「カリギュラ」が公開されるということです。以前、文学部長を務めていた詩人の石原武先生が「カリギュラ」に触れていたこともあって、ぜひこの舞台は観てみたいと思っています。「彩の国さいたま芸術劇場」は家人と二人で連れ立って何回も行ったことがあるので、私のテリトリーと言っても良いぐらいです。午後の時間は研究室で4年生の諸君が残して行った卒論を読みました。Oさんは「破壊的カルトの実態と信者たちの苦悩」というタイトルで悩める信者たちの立ち場からカルトの実態を分析していました。Kさんの「チャールズ・ディケンズ〜生涯と作品に込められた思い〜」も弱者の立ち場から当時のイギリス社会を見ようとしたディケンズを浮き彫りにしていました。I君は「森見登美彦におけるマジックリアリズムの考察」というタイトルで、I君の森見登美彦さんへの熱中ぶりが良く読み取れる卒論でした。その他2つの卒論を読んだのですが、どれも完成度が高く高得点を付けることができました。指導教員に取っては嬉しいことです。