午前中には「ヨーロッパの文学」のレポートを採点しました。

takuzemi2014-02-02

 日曜日の朝はゆっくりと起きました。起き抜けの時間には今日のTODOをA4の紙に書き出しました。いつものように左半分には午前の予定、右半分には午後の予定を書き出しました。具体的には朝の予定はテーブル拭き、布団畳み、ごみ捨て、「ヨーロッパの文学」の採点などです。それに加えて最近の私のブログのデータもWzエディターのアウトライン形式で保存しておきました。それから文教大学の2014年度の行事予定も大学のホームページからデータを取得して印刷しておきました。
 午前中には「ヨーロッパの文学」のレポートを採点しました。日文科の3年生と4年生の分です。残念ながら面白いレポートは日分3年のSさんの「ボードレール悪の華』〜反逆の文学〜」というタイトルです。Sさんは沖津ミサ子氏の論文を引用し「自己の内に潜む「悪」を凝視し、それにより生じる苦悩を深く苦悩することによって彼自身の魂の浄化法を見出そうとした」と語っています。ここには人間存在の内奥への視線が感じられると思いました。また近代化するフランスの労働者階級への視点もありました。「その日その日のパンのために必死で働く労働者階級とは対照的に、ブルジョワ階級の人々は「富」の獲得により、様々な権利を手にしている。ギゾーが掲げた「富を増やしたまえ」という標語は、労働者階級には全く響かなかっただろう」と続けています。ここには明確な階級的視点が読み取れて、大学の紀要まで読み漁って書き上げたレポートが価値あるものに感じられました。