ル・クレジオがフランス文化放送でピエール・ロートと対談した本を翻訳で少々読みました。

 起き抜けの時間には仏壇を開けて線香を3本立てました。今日は亡くなった母の命日なのです。晩年は糖尿病を悪化させて寝たきりになっていたことも想いだしました。若くて美しかった昔の母を想いだすと晩年の病に苛まれていた母が痛々しく感じられます。朝は続いてル・クレジオがフランス文化放送でピエール・ロートと対談した本を翻訳で少々読みました。卒論を書く時にずいぶんと役に立ってくれた書物です。
 8時35分には家を出て大学に向かいました。今日は文学部の運営協議会が14時40分から開催される予定なのです。北越谷の駅中で定番の天麩羅蕎麦を食べて早めの昼食にしました。旭屋書店に移動して欲しい本を物色したのですが、残念ながら欲しい本は入荷していなかったようでした。大学に着いたら3月末日にご退職なされるT先生を送る会の案内状を助手のMさんが手渡してくれました。T先生には常々お世話になっているので、必ず出席することは言うまでもありません。
 個人研究費で購入した数冊の本を大学図書館まで登録するためにキャンパスを移動しました。行きがけに物理の助手さんのHさんにお会いしました。登録を済ませて本を3冊ほど借りておきました。竹邑 類著『呵呵大将』(新潮社)、伊藤美喜雄著『夏目漱石の実像と人脈』(花伝社)と柳澤浩也著『『こころ』の真相〜漱石は何をたくらんだのか』(新典社)の3冊です。キャンパスを横切って研究室に戻ろうといていたら、またまた物理の助手産のHさんにお会いしてしまいました。何だか良く会う日だなあと可笑しくなってしまいました。会議が始まるまでたっぷりと自由時間があります。図書館で借りてきた本を読んで愉しむこととしましょう。(写真は2週間ほど前に狭山の移動美術館で観た片岡珠子さんの「富士山」です。)