今朝の朝刊では久し振りに篠沢秀夫先生にお目に掛かることができました。

 朝日新聞の今朝の朝刊では久し振りに篠沢秀夫先生にお目に掛かることができました。私も「ヨーロッパの文学」を講義する時には先生の大著『篠沢秀夫フランス文学講義』(全6巻)を度々参照させていただいたものです。また学習院大学を定年で退職なさる時には私が専攻しているルイ・アラゴンの詩に付いて語ってくれたものでした。その時の内容が再現された「文学界」第五八巻は私の宝物になっています。現在は筋萎縮性側策硬化症(ALS)で闘病中とのこと。この病気に効果のある新薬が早く開発されることを願って止みません。
 篠沢先生の「患者を生きる」というコラムを読んでいたら、左側に目を移したら英文科の非常勤講師のH先生の「ひととき」と題するコラムが目に止まりました。「ゆっくりではだめ?」と題されたコラムです。「残りの人生はあと少し。濃いコーヒーを片手に新聞を読み、読書をし、庭の花たちにあいさつし、時に田舎の道を夫と散歩し……。そんなふうにゆっくりと過ごしたいのです。」とありました。H先生の前向きの生き方が彷彿とされるようなコラムでした。
 昼前にはちょっとした用件があって大学に移動しました。新越谷の旭屋書店芸術新潮3月号「大特集・梅原猛が解き明かす親鸞の謎」を買っておきました。駅構内の「小諸蕎麦」で天麩羅蕎麦を食べて早めの昼食としました。教育支援課に立ち寄って職員のKさんと打ち合わせをしたのですが、用件はすぐに片付くと言う訳ではなく、明日に片付いてくれれば有り難いかなと思っているところです。