代わりに夏目漱石の『彼岸過迄』(新潮文庫)を買い求めておきました。

takuzemi2014-03-03

 朝の起き抜けの時間にはA4の紙を横向きに置いて、左側には午前中のTODOを、右側には午後のTODOを書き出しました。今日はかなり沢山の用事が有ります。息子の背広の代金を肩代わりしたので生活費が無くなってしまったのです。9時半ごろには近くのATMまで出掛けて生活費を降ろしておきました。次には10時過ぎに開店したばかりのスーパーマーケットに行きました。最近はヨーグルトの消費量が我ながら多くなったなと思っています。焼酎、飲むヨーグルト、恵ミルク、ブルーベリーのフルーツソースなどを買っておきました。もちろん今日は5%料金引きの日なのでレジを通過するときには忘れず5%料金引きのレシートを提出しておきました。加島祥造著さんの『アー・ユー・フリー?』(小学館)が出版されたと言うので駅前の須原屋書店まで出掛けました。残念ながら目当ての本は見当たらず、代わりに夏目漱石の『彼岸過迄』(新潮文庫)を買い求めておきました。この小説をゆっくりと読み直してから、漱石の小説的実験に付いて、あるいは小説の規則と思われている約束事を破る行為に付いて短文にまとめてみたいと思っているところです。主人公の市蔵に対して千代子が投げつける「男は卑怯だから、そう云う下らない挨拶が出来るんです。高木さんは紳士だから貴方を容れる雅量が幾可(いくら)でもあるのに、貴方は高木さんを容れることが決して出来ない。卑怯だからです」(新潮文庫p.325) ここには小説の約束事を破ってしまう千代子の生の声を聴き取ることができます。