この出口を上がると目の前にブリヂストン美術館が見えてきます。

takuzemi2014-03-13

 昨日の午後は早めの昼食を済ませて、13時21分の新木場行きの快速に乗りました。赤羽で乗り換えて東京駅へ。東京駅からは慣れ親しんだ地下街を移動して24番出口へ。この出口を上がると目の前にブリヂストン美術館が見えてきます。「画家の絵、彫刻家の手」展を観るのは何度目になるのでしょうか? 私の中にも何度も観た記憶が住み着いているようです。第4室の印象派の部屋ではピエール=オーギュスト・ルノワールの「すわるジョルジュエット・シャルパンティエ嬢」、「少女」、「花のついた帽子の女」の三点を観ました。やはり、いいですねえ。室内にある安楽椅子に座ってゆっくりとルノワールの三作を眺めたことでした。この印象派の部屋にはギュスターヴ・カイユボットの「ピアノを弾く若い男」の絵もあって、その静謐さに感銘を受けました。第5室の印象派とポスト印象派の部屋ではクロード・モネの「雨のベリール」、「睡蓮」、そして「黄昏、ヴェネティア」の三作を楽しみました。三作とも文句の付けようもない傑作ですね。第6室の日本の近代洋画の部屋では藤島武二の「黒扇」を楽しみました。素晴らしい傑作で、霊的な感動を与えてくれる作品です。第7室の世紀末美術の部屋ではジョルジュ・ルオーの絵画を中心に楽しみました。「ピエロ」と「赤鼻のクラウン」そして「エルサレム」の三点です。最初の二点には何故か寂しげな表情が気に掛かります。ミュージアム・ショップでスケッチ・ブックを一冊買って帰路に着きました。三月末で退職なされるT先生もスケッチがお上手で、私が愛読している加島祥造著さんも上手な絵をお描きになります。先生方をお手本にしてスケッチを始めてみようと思っているところです。