海野さんは「猫=イコール苦沙弥」説を展開しているのですね。

takuzemi2014-03-18

 最近の私の行動を簡潔にまとめてみましょう。三月十六日の日曜日には午後十二時三十分から卒業式がありました。心配していたのは四年ゼミ生のT君が卒論を提出するのが遅れていたことでした。幸い再試験を受けて何とか合格してくれたのが嬉しくて私も胸を撫で下ろしたことでした。翌十七日の月曜日にはラムザクリニック内科を訪問しました。血圧も低く脈拍も良好でいつもの薬と花粉症の薬を頂いて帰宅しました。昼食を済ませてから四月から授業で使うテクストを発注するために大学に移動しました。英語研究基礎演習で使う『知へのステップ』と文学部三年生の語学のクラスで使う『小さなコント』の二つのテクストは既に発注していたのですが、うっかりして三年四年のゼミで使うテクストを発注するのを忘れてしまっていたのですね。四年ゼミでは『ちくま評論選』(筑摩書房)、そして三年ゼミではマリーズ・ブリュモン著/三野博司役『『星の王子さま』を学ぶ人のために』(世界思想社)を使う予定です。来年度のゼミは四年ゼミが十五名、三年ゼミも十五名と適正規模の授業展開ができそうです。今年のゼミ生二十一名もあって授業展開に苦労したことを思い出しました。それから日文のT先生、同じくN先生のそして私の三人で共同研究しているテーマに付いても新たに執筆ノートを作ってみました。「漱石研究」と題されたノートです。手始めに翰林書房から出ている「漱石研究」と題されたノートです。手始めに「漱石研究十四号」の『吾輩は猫である』に付いての海野弘さんのエッセイを扱ってみました。珍野苦沙弥先生の名前の中にフランス語で猫を表す「シャ」(chat)という音が入っているとですね。海野さんは「猫=イコール苦沙弥」説を展開しているのですね。私はこれだけでは説得力が不足していると思うのですが。・・・