私に取っては完全に盲点でした。「上野の森美術館」を全く知らなかったからです。

 私に取っては完全に盲点でした。「上野の森美術館」を全く知らなかったからです。「TOKYO美術館2014−2015」(エイ出版社)と題されたムックを読んでいたら、上野公園の西郷像のほど近くに日本最古の私立美術館があると気付いたのですね。
 早めの昼食を済ませて家を出ました。12時21分の新木場行き快速に乗って移動を開始しました。赤羽からは大船行き快速で移動し上野で下車しました。目指すは上野の森美術館です。折から「VOCA展」が開催されていて、楽しんで観ることができました。阿部未奈子さんの「Scene no.41」は色彩のグラデーションを利用した風景画で何とも美しかったですね。指田菜穂子さんの「寅(Tiger)」と「辰(Dragon)」はスーパーリアリズムとでも呼べる作品で絵の中にブルース・リーらしき人物が描き込まれているのも微笑ましかった。西璃光(西野由璃子)の「黎明」は薄絹を展示したもの、なかなか面白かった。大坂秩加の「そんなに強くなってどうするのあなた」には「縋りなさい。縋って縋って生きなさい」と終わる短文が付けられていて笑いを誘われました。画面は3メートル程の縦長のもので底辺は1メートルほど、その中を無数の人物たちが上方へ上ろうと樹にしがみついたりしている絵でした。そのまま帰るのはちょっと勿体ないので東京都美術館に移動しました。「世紀の日本画」展が開催されています。有り難いことに今日はシルバーデイとのことで65歳以上は無料とのこと。住民基本台帳のカードを入り口で提示して無料で観ることができました。